2005年1月25日号
 

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農林抄 (論説/食料自給戦略への提言)
 
   「三位一体改革と農林水産関係補助金改革」
       長野県栄村村長・全国山村振興連盟副会長 高橋彦芳
 
 
 三位一体改革のイメージは、地方に対する4兆円規模の国家補助負担金を削減し、国から地方に対して3兆円規模の税源委譲を行なうとともに、併せて地方交付税制度を改革して適切な配分の正義を確立し、以って地方分権を実現するものであった。しかし、04年度のスタートは、理念と現実の乖離が大きく、地方分権という歴史的近代化を蔑ろにして国の財政改革に随してしまったので地方の怒りが一挙に高まった。・・・


焦 点 「諌早湾干拓異議申し立て退ける」
 
 
 長崎県の国営諌早湾干拓事業の工事差し止めを命じた佐賀地裁の仮処分決定に対して国が仮処分取消しを求める異議申し立てに対し、佐賀地裁は1月12日、「変更すべき点があるとは認められない」として異議申し立てを全面的に退けた。



特 集 「2005年度 農林水産予算」
 
   概説「28年ぶり3兆円大台割り込む」
          週刊農林編集部
 
       補助金改革2620億円、削減は798億円強
       地方裁量拡大へ175補助金を7交付金化
       農政改革「踏み出し」に11億円確保
       中山間直接支払2期策3割増222億円
       間伐推進3カ年計画は17%増549億円確保
       離島漁業再生支援交付金17億円復活
 
 
特 集 「2005年度 農林水産主要新規施策の解説」  農業・環境政策
 
       消費者重視の食料供給・消費システムの確立
 
「リスク管理型研究」によるリスク管理行政への調査研究結果の迅速な活用等/リスク管理・危機管理体制強化/農産物のリスク管理・危機管理体制の強化/食品表示の適正化と新たなニーズに対応したJAS規格の導入/ユビキタス食の安全・安心システムの確立/国民運動としての食育活動
       構造改革の加速化と農業環境・資源の保全の両立
 
担い手育成支援策の拡充と多様な担い手の確保への支援/経営構造対策等の推進/新規就農者等の育成・確保/品目横断的政策の円滑な導入のための調査の実施/農地の利用集積の促進/総合的な遊休農地解消対策/環境や農地・農業用水等の資源を適切に保全管理する施策体系の構築に向けた調査・検討/基幹水利施設等の既存ストックの有効活用の推進/中山間地域等における多面的機能の維持・増進/米政策改革関連施策の推進
       未来志向の取組みに対する積極的な支援
 
農林水産物の輸出促進/産地ブランドの確立/国際競争に打ち勝つ新技術の開発と成果普及の推進/農林水産分野の国際協力の推進/農林水産分野の情報化と電子政府の実現/政策ニーズに即した統計調査の実施/「守り」から「攻め」の産地形成に向けた生産面での取組強化/バイオマスの収集・変換・利用システムの構築、利活用の高度化等の促進/農山漁村における「地域自ら考え行動する」取組の促進
       森林・林業政策の展開
 
多様で健全な森林の整備・保全/森林資源の循環に向けた川上から川下に至る取組の推進/国民参加の森林づくり等の推進/教育、IT活用等による消費者重視の木材・木質バイオマス利用の推進/緑の雇用等の担い手の定着促進と山村再生/いのちと水を守る緑の緊急保全対策の推進
       水産政策の展開
 
元気が出る水産業の確立/「海の恵み」の持続的な利用/有明海再生に向けた施策の推進/安全で安心な水産物の生産・供給基盤の整備等/多面的機能を発揮する水産業・漁村の支援
 
       組織・定員改正