2005年3月25日号
 

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農林抄 (論説/米消費拡大への論評)
 
   「米の望ましい摂取量」
       女子栄養大学副学長 香川靖雄
 
 
 1955年から2000年の間に摂取量は米で347グラムから160グラムに激減し、動物性脂肪は6・5グラムから29グラムに増加した。白人に比して日本人には飢餓耐性遺伝子の頻度が高いので、欧風化で生活習慣病と医療費が激増した。例えば沖縄男性の平均余命が80年代の国内1位から今では26位に転落した。日本人の寿命は「The World Fact Book 2004」によると世界第6位に落ち、1位のアンドラ(83・5歳)以下、シンガポール、香港など上位の国は一人当医療費が日本(2373ドル)の25―50%に過ぎない。香港などは米が主食で、食塩摂取量は6グラムと日本の半分である。同じ糖質でも白パンは米食に較べて血糖上昇が早く、糖尿病を起こしやすい。・・・


焦 点 「05年度畜産物価格・関連対策決まる」
 
 
 食料・農業・農村政策審議会は3月17日、05年度の畜産物価格と関連対策を了承し、島村農相に答申した。最大の焦点は、脱脂粉乳過剰在庫を抱える加工原料乳限度数量と、恒常的に補給金が支払われ、ヌレ子と子牛価格の逆転現象が生じた乳用子牛保証基準価格の算定見直し。限度数量については大幅削減が予想される中、生産者が行なう在庫削減対策等を考慮し、さらなる需要の伸びが見込まれ、価格面で輸入品と競合するチーズ振興策を拡充することで、5万d削減にとどめ205万dとした。乳用子牛保証基準価格は、自民党が大幅な引下げを回避する「激変緩和」を主張、最終的に1万9000円下げにとどまった。



特  集 「食料・農業・農村基本計画」        (基本法・基本計画
 
    「まず自給率40%割れに歯止めかけよ」
       〜新基本計画の食料自給率目標〜
       週刊農林編集部
 
      45%達成に飼料5割、牛肉2割増産
      農地は21万ヘクタールに減少抑え450万ヘクタール確保
      米消費減少に歯止め、大豆40万トン目標を
      付表・品目別重量ベース食料自給率所推移と新目標


     
読み切り
 
政策提言「米消費拡大マーケティング戦略」   米・麦・大豆関連食育
 
    「食育は『完全米飯給食』から」
       学校給食と子供の健康を考える会代表
       フーズ・アンド・ヘルス研究所代表   幕内秀夫
 
      子供の健康とパン給食
      「地産地消」も学校給食から
      付表1・都道府県別の米飯給食回数
      付表2・朝食の和食と洋食献立の油脂の比較
      付表3・鳥取県の学校給食
      付表4・学校給食の米飯実施回数


     
読み切り
 
概  説 「有機畜産物JAS規格」<3>        (畜産有機
 
    「乳用子牛ほ育は『代用乳』禁止」
       週刊農林編集部
 
      ほ育は有機飼育した乳に限定
      濃厚飼料比率に規定設ける


     
つづく
 
概  説 「農地制度改革」<2>                (農業・農政改革
 
    「株式会社も借地で農業参入可能に」
       週刊農林編集部
 
      経営基盤強化法改正案を提出
      安心して貸し出せる信託事業創設
      付表・株式会社等への農地リース方式の仕組み


     
読み切り
 
 

農林水産ニュース&解説

 
 食品・安全
    全農が輸入農畜産物取扱いガイドラインまとめる。輸入業務は国産補完に徹する(3/10)
 
米穀・水田
    サタケが世界初の自動DNA米品種判別装置を開発。鑑定機関委託不要、即日判定可能に

 果樹・畑作
    蚕業技術研究所が雄だけが孵化するカイコ作出に成功、繭品質高い「プラチナボーイ」(4/3)
 
畜   産
    飼料用豚肉骨粉が4月から解禁、農水省が大臣認証や製造基準設置する関連省令改正(3/11)

 金融・農協
    組合組織、事業・経営指導基本方針<2> 小規模経営不振JAを重点指導、存置最低基準未達を06年度内解消
 
林   野
    <中国市場への国産材輸出増大の可能性探る> 流通経路、内装形式研究し戦略構築を
 
水   産
    アサリ資源全国協議会で、微少稚貝の天然海域移植可能など稚貝生態の解明大きく前進(3/4)境実現へ