2006年4月15日号
 

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農林抄(論説)
 
   「水田農業構造改革へ政策の整合性を」
        茨城大学農学部助教授 安藤光義
 
 
 農業構造改革が叫ばれて久しいが、その意味する内容についての共通認識は確立されていない。「構造改革」とは水田農業構造の改革のはずだが、それを「攻めの農政」として農産物輸出が可能な果樹や、差別化に成功した施設野菜など既に農業専業的な農家が生産の太宗を占めている部門あるいは非土地利用型経営の話にすり替えられ、「水田農業からの脱却」が農業構造改革であるといった論理構築が強行されては困るのである。日本に水田は270万fあるが、このうち米を作れるのは170万f弱で、飼料米や飼料稲を考えないとすれば、100万f以上の水田には米以外の作物を作らなくてはならない。・・・


焦  点 「世界のコメ生産が過去最多」
 
 
 FAOは4月7日、06年「ライス・マーケット・モニター」を発表した。それによると05年の世界のコメ生産量は、天候条件に恵まれたことから3年連続で増加し、6億2800万トンと過去最多となった。その要因として、アジア、西アフリカおよび南米の比較的良好な気象条件と04年におけるコメの国際市場価格の高値による作付増加効果によるものと分析している。コメの輸出入量は2900万トンと記録的な量に達した。06年の世界の米生産見通しは、05年より1%増の6億3400万トン。うちアジア地域は700万d増の5億7300万トンと予測。06年の輸出入量は4・1%減の2780万dで減少すると見通している。



新春特集 「大豆自給戦略の研究」<9>        (季刊特集
 
    「国産大豆の安定生産について」<2>
       農林水産省生産局農産振興課長 竹森三治
 
       (2)大豆の生産等の現状と課題
       (3)生産対策
      品目横断的経営安定対策への移行
      表1 交付金対象比率等の推移
      表2−1 取引形態別販売数量の推移
      表2−2 経済連・単協等の販売状況
      表3−1 交付金単価の推移
      表3−2 標準的な生産費の推移
      図3 交付対象数量と財政負担の推移
      表4 大豆作経営安定対策の資金収支
      図4 大豆の作付面積及び生産量の推移(全国)
      表5 担い手への作業集積率の推移
      図5 品目横断的経営安定対策
      図6 国産大豆の仕組み


     
最終回
 
トピックス「21世紀農業技術戦略の研究」(不定期連載)     (農業技術健康
 
    「花粉症緩和米開発サル・ヒト試験段階に」
       週刊農林編集部
 
      杉花粉抗原「T細胞エピトープ」導入
      毎日茶碗2杯で効果、60マイクログラムを胚乳に蓄積
      花粉症症状がマウス実験で7割激減
      2010年商品化へ年内に臨床試験開始
      花粉症発症メカニズムと花粉症緩和米により期待される症状の緩和
      マウスへの花粉症緩和米経口投与による免疫寛容比較


     
読み切り
 
解  説「米改革・水田農業振興戦略の構築と展開」     
 
    「農業法人6割が農地の「貸し剥がし」に不安」
       週刊農林編集部
 
      生調方針作成意向4割、「分からない」5割
      直売6割以上、生産調整参加9割、担経未加入2割


     
読み切り
 

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    農水省・厚労省が特定農薬候補資材から食品等55種を除外する方針(3/31)
 
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    2005年の国産材自給率が7年ぶりに2割台復活、輸入材は対日輸出意欲低下で7000万立方b割れ
 
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