2007年4月5日号
 

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農林抄(論説)農林抄一覧
 
   「エコフィードの現状と展開方向」
        日本大学生物資源科学部教授 阿部 亮
 
 
<書き出し> 日本の濃厚飼料の自給率は10%でしかない。これを平成27年には14%に上げるべく、その手段としての食品残渣飼料化政策(エコフィード政策)の推進に対してここ数年間、力が入れられている。その最中でのトウモロコシ価格上昇であり、これは一過性のものではなく、構造的なものであるとの味方が強い。さすれば、この事業の全国展開を加速すると同時に、自給率目標をも高めて行かねばならないであろう。農林水産省の資料によると、現在、141ヶ所の事業所でエコフィードの生産と供給が行われている。大は日量50トンの食品残渣を処理し10トンの乾燥飼料を生産する所から小は数百キロの食品残渣から数十キロの乾燥製品を作っている所、日量40トンの液状飼料を食品残渣をベースとして調製し肥育豚に給与する農場、さらには食品残渣からペースト状飼料を作って、農場に配送する事業と多様である。・・・





焦  点 「有機農業推進基本方針を答申」
 
 
 食料・農業・農村政策審議会生産分科会は3月27日、「有機農業推進基本方針」を取りまとめ、松岡農相に答申した。今後5年間に取組む有機農業推進施策の基本的な事項を明示した。有機農業初の基本方針であることから、農業者が有機農業に取組むための条件整備に重点をおいた。有機農業の推進・普及目標には、11年度までに@安定的に品質・数量を確保できる有機農業の技術体系を確立A普及指導員による有機農業の指導体制を全都道府県に整備B有機農業に関する消費者の認知度50%以上――を掲げた。11年度までに全都道府県で推進計画に基づく推進体制を整備し、また半数以上の市町村での推進体制の整備をめざす。



春季特集「自給飼料の研究第2弾『エコフィード』」<1> (季刊特集畜産
 
   「エコフィードの推進状況と今後の展開方向」<1>
       農林水産省畜産振興課需給対策室長 山本徹弥
 
      はじめに
      エコフィードの意義と現状
       (1)エコフィードの意義
       (2)エコフィードの現状について
      エコフィード推進のポイント
      付表・「飼料自給率向上特別プロジェクト」について
      付表・全国のエコフィードの主な取組事例について


     
つづく
 
   「酵母菌を使った食品残渣の飼料化による肉用牛肥育経営」
       國分農場(有)代表取締役 國分俊作
 
      國分農場の経営の概要
      酵母菌を使った発酵技術を開発した背景・事情
      酒かすの酵母菌を使った発酵技術について
      飼料化する原料の種類と入手先、その数量
      発酵飼料等飼料の家畜への給仕方法
      コストの違い
      飼育された肥育牛の等級
      肉質、食味の評価


     
読み切り
 
   「有望未来技術『麹発酵飼料』」<1>
       (株)源麹研究所代表取締役
       霧島高原ビール(株)代表取締役 山元正博
 
      アメリカで関心強まる
      麹菌発酵熱で廃液乾燥
      高免疫力、肥育期間2ヶ月短縮


     
つづく
 
解  説「国産バイオ燃料生産の大幅拡大工程表」 (バイオマス
 
   「2030年度生産目標は1割、600万kl」
       週刊農林編集部
 
      経緯と意義
      バイオマスの賦存量
      工程表と生産目標
      バイオディーゼル燃料は10〜20万kl
      インディカ等多収品種、収集・運搬機械を開発
      技術的・制度的課題
      付表・国産バイオ燃料の生産目標と工程表
      付表・バイオエタノールの生産コスト比較


     
読み切り
 
農林水産ニュース&解説
 
 食品・安全
    農水省が「知的財産戦略」を策定、今後3年間に知的財産の価値創造と戦略的活用を重点的に推進(3/22)
 
畑作・果樹
    農水省の野菜の緊急需給調整手法検討委員会が大方の予想通り「産地廃棄の継続」で決着(3/22)
 
畜   産
    農水省が和牛表示ガイドラインを策定、「和牛」表示は国内で生まれ飼育された黒毛など4品種と交雑種に限定(3/26)
 
金融・農協
    全中が「組合の組織、事業及び経営の指導基本方針」を決定。担い手支援と生産履歴記帳の徹底盛り込む(3/8)
 
水   産
    水産庁の漁業保険事業検討会が新しい漁業経営安定対策は漁業共済による「積立方式」を採用(3/19)