2009年4月25日号
 

  

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焦  点 「間伐材コピー用紙2社から発売」
 
 
 大王製紙、環境NPOオフィス町内会の2社が間伐材を原料としたコピー用紙を開発、4月1日から一般販売を始めた。大王製紙の間伐材コピー用紙『木になる紙』は、「国民が支える森林づくり運動」推進協議会と共同開発したもので、間伐材パルプ30%(クレジット方式)、古紙パルプ70%で、販売代金の一部を山元へ還元する。環境NPOオフィス町内会が発売した『森の町内会コピー用紙』は三菱製紙と共同で開発したもので、原料配合率は大王製紙と同様だが、FSC森林認証を取得している岩手県岩泉町と間伐材について原料調達契約している。間伐促進費としてコピー用紙1kgあたり15円を販売価格に上乗せしている。




農林抄(論説)農林抄一覧
 
   「地球温暖化と魚」
       農政ジャーナリスト 横田哲治
 
 
<書き出し> イワシが店頭から消えてかなりの歳月がたっている。人間は、安くて旨い魚の代表から見放されてしまったのだろうか。このほど、「地球温暖化とさかな」(水産総合研究センター編著)の出版を記念するシンポジウムが都内で開かれ、南は沖縄から北は宮城県の水産研究所で働く人たちの報告を聞く機会を得た。畜産の世界で言う牧草地に相当するのは、海では魚のえさ場でもある藻場であり、魚の産卵する貴重な場所でもある。海に異変が起きていることは、数年前に宮古市の魚屋さん、長崎県の漁業者から聞き、今、海洋で何が起きているのか疑問に思っていた。温室効果ガスの濃度の上昇にともなう地球温暖化の進行は海の生態系にいかに影響を及ぼしているのか。神秘的な海は、単なる温室効果ガスの上昇による水温の上昇ではないと、本で報告している。「北太平洋の海面水温の1890年からの長期トレンドを見ると、確かに近年は海水温が平年値より高く長期的には海水温が上昇している傾向を示しています。しかし、1940-1990年の50年間を見てみると、ほぼ10年間周期で温度が高い時期、低い時期を繰り返している。人為的な地球温暖化とは無関係なところでも水温は変動しています」という。改めて海の神秘さを痛感しないではおれないのである。・・・



春季特集「平成の農地改革」を論評する<3>季刊特集 
 
   「農地法等改正案と農業委員会の役割」
       全国農業会議所事務局長代理 柚木茂夫
 
      農地の総量確保と有効利用に向けた制度見直し
      質量ともに拡大する農業委員会の役割
      農地法等改正案における農業委員会の新たな役割


     
読み切り
 
解説&論評 農政改革特命チーム「農政改革の検討方向」政策米麦基本計画 
 
   「生産調整改革を多角的に議論せよ」
       週刊農林編集部
 
      新たな視点「農業所得増大」
      農業3課題は「所得増大」で解決
      「規模拡大」路線は失敗
      農外新規就農者を積極的働きかけ
      米価低落と減反が経営圧迫
      「選択制」俎上に上がらず?
      選択制で「市場均衡価格」収斂
      将来に禍根を残さない議論を

     
読み切り
 
特集「食育から農を応援しよう」<10>季刊特集 
 
   「体験に根ざした食育〜きときと氷見地消地産推進協議会〜」<2>
       氷見市産業部商工観光課
       きときと食文化・氷見ブランド推進班副主幹 澤 永貢子
 
      キトキト氷見食育マイレージ
      米の消費量が事業実施後に微増
      期間限定から日常的なものへ
      食育マイレージ(集計表)

     
読み切り
 
農林水産ニュース&解説
 
 経営・構造
    国交省が淀川水系における水資源開発基本計画需要見通し、供給の目標等を改定(4/16)
 
米麦・水田
    農水省が農政改革特命チームに「生産調整を実施しない場合に予想される事態」を提出した(4/9)
 
畜   産
    日本草地畜産種子協会が放牧された畜産物を認証する「放牧畜産基準認証制度」を創設(4/20)
 
畑作・果樹
    大豆需給・価格情報委員会が08年産大豆集荷数量を11%増の19万3785dと見通す(4/20)
 
農協・経済
    新潟農協中央会が「農業振興とJAの販売機能強化に関する答申書」まとめる(4/16)

 食品・安全
    内閣府食育推進室が先進的に食育に取組む企業52社を選定し、食育効果を分析(4/16)
 
環境・技術
    日本原子力研究開発機構が大豆根粒菌が窒素を取込む「共生的窒素固定」の観測を世界初で成功
 
林   野
    「違法伐採総合対策推進協議会」が木材・木材製品の合法性、持続可能性の証明方法に関する提言
 
水   産
    WWFが地中海のクロマグロ漁業解禁に3年後にはクロマグロの再生産に必要な産卵個体群が消滅すると提言(4/15)